エビデンス

4.ひとりの問題児の存在が、他の児童の新たな問題行動を増やす

adash333

親から虐待を受けている子供がいる学級では、学級運営が難しくなり、結果として他の子どもの学力が低下する傾向があるそうです。
 
 
アメリカでは、1人の問題児が加わることで、他の児童が新たな問題行動を増やし、テストの点数を下げるという報告があります。
友だちから受ける影響を「ピア・イフェクト」と呼びますが、こちらは悪い影響とを受けることになります。
ちなみに、この報告では、女の子に付けられることの多い名前を付けられた男の子が、そうではない男の子に比べて、中学に入学後、問題行動を起こしやすかったそうです。
 
 
こどもが、問題児と同じクラスになってしまった場合、対策を考える必要がありそうです。

参考文献

まんがでわかる「学力」の経済学, 2018 (エビデンスレベル★☆☆☆☆)

D. Figlio, Boys Named Sue: Disruptive Children and Their Peers, 2005 (エビデンスレベル★★☆☆☆)

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えびちゃん
えびちゃん
6歳と3歳の二児の母。 夫婦ともに東大理三出身、東大医学博士。 「エビデンスに基づく教育」で、親も子どももハッピーになれる子育てを応援します。
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