エビデンス

10.教育にお金や時間をかけるのは小学校入学前が効率的!

adash333

教育の投資に対する見返りを、「教育の収益率」と言います。
どのくらい教育にお金をかけたら、将来どれくらい、自分や社会に金銭的メリットとなって帰ってくるかという指標です。
 
 
アメリカ貧困層に3-4歳にエリート教育を施した実験「ペリー幼稚園プログラム」は、社会収益率が7-10%と指摘されています(Heckman 2010)。
社会収益率が7-10%ということは、
 
・4歳のときに投資した100円が、65歳時に6000円から3万円ほどになって社会に還元されている
 
ということだそうです。すごいですね!幼稚園、保育園、どこにするか悩んじゃいます!あ、どこに入れるかではなく、生まれたときからしっかり親と子供の時間をとるのも大事そうです。
 
人的資本への投資には、しつけなどの人格形成や、体力・健康などへの支出を含み、勉強に対するものだけではなく、「非認知能力」も重要と言われています。

参考文献

James Heckman, Inequality in America: What role for human capital policies?, 2005 (エビデンスレベル★☆☆☆☆)

James Heckman, The rate of return to the HighScope Perry Preschool Program, 2010 (エビデンスレベル★★★☆☆)

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えびちゃん
えびちゃん
6歳と3歳の二児の母。 夫婦ともに東大理三出身、東大医学博士。 「エビデンスに基づく教育」で、親も子どももハッピーになれる子育てを応援します。
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